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化学の独学の仕方と参考書の選び方まとめ【受験生必見】

更新日:

 

化学の独学は簡単にできます。

 

必要なのは

  1. 継続する努力
  2. わからない所を聞ける人
  3. レベルにあった問題集

この3つがあれば、化学の独学は可能です。

 

 

この記事では

  • 化学という科目について
  • 化学の独学の方法
  • 化学独学のための参考書(偏差値別)

について解説して行きます。

 

 

化学という科目について

大学受験の理科では『物理・化学・生物・地学』それぞれ全く性質が違います。

 

化学という科目の性質・勉強法について紹介していきます。

 

化学は理科の中で1番クセがない

化学は受験で使うときに1番クセの少ない科目です。

  • 基礎・応用・計算・知識のバランス良く出る
  • 受験で使えない大学が少ない
  • 文系でも理系でも勉強しやすい
  • 問題の難易度が急変しにくい
  • センター試験の中でも点数が上下しない

 

と受験科目として、化学はリスクの少ない科目です。実際に全教科の中で一番点数の上下はありません。

 

化学は『暗記』と『理解』の両方が必要

基本的に理系科目は理解、文系科目は暗記です。しかし化学は文系と理系の間の性質を持っています。つまり化学は『暗記』と『理解』のバランスが重要になる科目です。

 

つまり自分が得意な分野をにバスことで簡単に点数を伸ばすことができます。さらに弱点把握が簡単で勉強の方針を立てやすい科目です。

 

受験理科の勉強比率(暗記:理解)の比率

  • 物理=2:8
  • 化学=4:6
  • 生物=9:1
  • 地学=7:3

地学は受験科目として使えるところが少ないため情報は少ないです。

 

理系科目とは言っても物理以外は暗記要素も多いのが現実です。どうしても暗記が苦手な人は物理を選ぶ方がいいです。

 

参考までに私が勉強したことのある科目と比較します。

暗記:理解

  • 現代文=3:7
  • 古文=8:2
  • 漢文=5:5
  • 英語=7:3
  • 日本史=9:1
  • 現代社会=8:2
  • 数学=1:9

となります。

 

化学は『生物と物理の真ん中』の科目

化学は生物にも物理にも大きく関係があります。そのため化学を勉強していても、物理分野や生物分野に進むことは可能です

 

つまりもし選ぶ理系科目に迷ったら、『とりあえず化学を選ぶ』のが正解です。化学を選んだ後で進路変更でき、物理や生物の道にも進める最高の科目です。

 

 

化学の枠組みはわかりやすい

大学受験の化学は体系化されていて、化学基礎を基本として

  1. 計算メインの理論化学
  2. 暗記メインの無機化学
  3. 構造メインの有機化学

の3部構成になっています。それぞれが別の科目といってもいいほど、性質が違います。そのため1分野ずつの範囲は少なく、1分野ずつ勉強すれば効率よく勉強できます

 

 

化学は誰でも努力である程度取れる科目

化学は暗記が得意な文系の人も理解が得意な理系の人も偏差値が上がります。そのため努力すれば誰でも点数が取れる科目です。

 

さらに化学は理系科目の中で最も才能がいらない科目と言えます。つまり化学ができない人は単純に勉強不足と言えるでしょう。

 

 

化学という科目の性質まとめ

  • 理科の中で一番クセがない
  • 『理解』と『暗記』が両方必要
  • 分野ごとに性質が変わるので、分野ごとに勉強する
  • 化学は順番に勉強すれば難しくない
  • 大学に入ってから物理系にも生物系にもいける(受験でも)
  • とりあえず化学を始めに勉強すれば問題ない

 

私は理科を全教科勉強しています。理科の中で一番勉強しやすかったのは間違いなく化学です

 

化学の独学での勉強法

化学の勉強法は3ステップ

  1. 最低限の単語や公式を暗記
  2. 覚えた範囲の問題演習
  3. 解き直して内容を理解

これだけで偏差値60は越えられる。実際私はこれだけで化学の偏差値70を超えた。

 

ここからは偏差値60越えのための3ステップの注意点を紹介していきます。

 

化学の暗記の注意点

・言葉は性質はセットで覚える

例えば

H(水素):一番軽い気体、水に溶けにくい気体、火を近ずけると爆発する

蒸発:液体が気体になること(対義語は凝縮)

酸化還元反応:参加数が変化する反応、水素や酸素が化合したり失ったりする

 

化学は用語だけ覚えても全く意味がない。用語と性質は必ずセットで覚える。元素は性質と生成方法も一緒に覚えると良い。(アンモニア→ハーバーボッシュ法)

 

・公式は使える条件と使い道を覚える

公式を覚えるときは、その公式で出せる物は何かを理解して覚えましょう。

例えば

PV=nRT(気体の状態方程式)

  • P:気圧
  • V:体積
  • n:モル数
  • T:温度

がわからないときに使えます。ただし条件は気体が入っていること。

 

この例のように、使える条件・使い道もセットで覚えましょう。使える条件・使い道がわかっていれば本番の試験でもどの式を使えばいいか簡単にわかります。

 

覚えておくべき代表的な公式

  • 物質量(モル数)計算式
  • 気体の状態方程式
  • 質量パーセント濃度(%)
  • ヘスの法則
  • 電気量の計算式

 

 

問題演習・理解の注意点

① 問題演習はテーマごとに3周やる

同じテーマを3周連続してやる理由は、集中して取り組めて成績が上がりやすいからです。またもしでも結果が出やすくモチベーションも続きやすいことも大きな理由です。

 

テーマはある程度の大きさで分ければ十分です。

(ex)酸化還元、熱力学方程式、イオン反応、有機化学の構造・・・

 

3周の問題演習をする上で意識すべきこと

1周目:とりあえず勉強

2周目:間違えたところも含めて勉強する

3周目:2回連続で間違えた問題だけ解き直す

 

まとめて3周やれば、間違いなくその分野はほぼ完璧になっています。模試でも必ず成果は出てきます。

 

② 答え合わせはすぐにやる

といたらすぐ答え合わせをしましょう。理由は問題を解いてから時間が経つと、問題を解いた時の記憶が薄くなります。そのため答え合わせまでに時間がかかると、解き直しの効果が薄れてしまいます

 

答え合わせをすぐやることで、自分がなぜ間違えたのかをすぐに理解できます。そのため記憶への定着率も上がり、問題演習の効果がはるかに上昇します。

 

③ わからない所はすぐに聞く

わかない問題はすぐに聞きましょう。わからない問題は時間が経ってもわかりません。

 

そのため先生・塾講師・友達など周りの人にすぐに聞くほうがはるかに勉強効率がいいです。

 

もし周りに勉強を教えてくれそうな人がいない人は、オンライン家庭教師をつけるのがオススメですオンライン家庭教師は優秀な先生が多く、わからない問題を的確に教えてくれます。

 

 

④ 問題を見ただけで解けるレベルが合格ライン

問題をみて解きかたが浮かぶレベルが合格ラインです。

 

理由としてはみて問題の解き方が浮かべば、間違いなく本番で解けるレベルになっているからです。

 

このレベルに達していない場合は、まだ演習の量が足りていないということが考えられます。

 

ここからは化学の各分野の独学の仕方を紹介していきます

 

理論化学の独学のススメ

理論化学の特徴

  • 計算力で勝負が決まる分野
  • 計算量は多いが暗記量はほぼない
  • 問題のパターンが多い
  • 特に難しいのが化学平衡の分野

 

理論化学のテーマと重要度

  • 化学平衡(重要度☆☆)
  • 気体の状態方程式(重要度☆☆☆)
  • 熱力学方程式(重要度☆☆☆)
  • 化学反応速度(重要度☆)
  • 酸塩基の中和反応(重要度☆☆)
  • 電池・電気分解(重要度☆☆☆)
  • 酸化還元(重要度☆☆☆)

 

暗記:理解=1:9

 

理論化学のポイントは理解力と計算力

理論化学はいろんなテーマがありますが、それぞれのテーマの関連性が高いです。そのため内容をきちんと理解していると、理論化学は覚えることはほぼありません

 

例えば、酸化還元と電池・電気分解の分野は考え方が似ていて、内容も大きく被っています。そのため酸化還元で覚えた知識はそのまま電池・電気分解で使えます。

 

一方で、内容が理解できていないと全く偏差値は上がらないのが理論化学の分野です。さらに計算量はかなり多く、途中計算を早くこなせる練習をしないと時間は足りなくなります。

 

理論化学は計算力と理解力が合否の決め手になります

理論化学の対策

  • 計算をショートカットする練習をする
  • 内容の繋がっている範囲を連続で勉強する
  • 問題演習の量が勝負を分ける

 

無機化学の独学のススメ

無機化学の特徴

  • 暗記問題が9割
  • 化学に中で一番暗記が多い分野
  • 計算問題を絡めてくる大学もある
  • 範囲は狭く、問題パターンは少ない
  • 点数は取れるが満点は取れない

 

無機化学のテーマと重要度

  • 典型金属の性質(重要度☆☆)
  • 原子の性質と構造(重要度☆☆)
  • イオンの系統分離(重要度☆☆☆)

 

暗記:理解=9:1

 

無機化学のポイントは暗記力

無機化学は暗記だけで点が取れる範囲です。無機化学分野ではイオンの系統分離は頻出です。しかしイオンの系統分離は丸暗記すれば確実に点が取れます。

 

難易度の高い大学になると、計算問題を絡めてくることが多くなります。例えば、イオンの限界半径を求める問題などが頻出の計算問題です。

 

計算問題はパターンが少なく、問題は簡単なので確実位取りたい範囲になります。

 

無機化学の対策

  • 試験ギリギリに勉強する
  • 暗記用(無機化学専用)のノートを作流のも効果的

 

有機化学の独学のススメ

有機化学の特徴

  • ほとんどが構造の問題
  • コツを掴むと簡単に満点取れる
  • 時間短縮ができる
  • 暗記や計算も一部でてくるが簡単
  • 問題にパターンがある

 

有機化学のテーマと重要度

  • 有機の構造決定(重要度☆☆☆)
  • 高級脂肪酸の生成(重要度☆)
  • アミノ酸やタンパク質(重要度☆)
  • 有機化合物の付加・重合反応(重要度☆☆)

 

暗記:理解=3:7

 

有機化学のポイントは構造理解

有機の問題のほとんどが構造決定の問題になります。構造決定は反応の知識と計算力も必要です。しかし一番大事な能力は構造をイメージすること。

 

化学物質の反応とその構造、反応の途中経過を理解することで有機化学は初めて理解できます。

 

また有機化学の構造決定は問題の難易度を簡単に変えられます。そのため大学によって問題の難易度が大きく変わるのが注意したいポイントとなります。

 

しかし有機化学は慣れてしまえば簡単に満点が取れます。さらに問題演習をこなしていくことで、時間短縮も簡単にできます。(20分→5分くらいに短縮できます)

 

有機化学で時間を使わずに満点をとることが化学の点数を大きくあげるコツになります。

 

有機化学の対策

  • 構造決定は絶対に落とすな
  • 構造決定は時間を使わない(10分以内が原則)
  • 問題演習で慣れてパターンを見つけよう

 

化学でオススメの参考書(偏差値別)

現在の偏差値別にオススメの教材を選びました。自分の化学の偏差値と相談して決めてください。

 

見栄を張って自分の偏差値よりも難しい教材を使っても伸びることはありません。あなたの今の偏差値の教材を使えば、効率よく偏差値を伸ばせるでしょう。

 

 

参考書選び

 

偏差値40以下:セミナー化学、基礎問題精講、(一問一答)

偏差値40〜50:セミナー化学、基礎問題精講

偏差値50〜55:セミナー化学、標準問題精講

偏差値55〜60:セミナー化学、化学の新演習

偏差値60〜65:重要問題集

化学を学ぶ全ての人に:化学図録

 

 

幅広い偏差値対応の”セミナー化学”

セミナー化学は偏差値30〜60前半まで、幅広く使える教材です。

  • 化学の基礎知識
  • 化学の考え方
  • 実践的な問題構成

偏差値60を超えるための全てが入っています。基本的にはセミナー科学だけで偏差値60は超える優良問題集です。

 

偏差値60を超えられない人の多くは、途中で諦めてしまうことが原因です。セミナー化学は薄いため、モチベーションが保ちやすく使いやすい教材になってます。

 

セミナー化学なら無駄のない勉強ができるでしょう。

 

 

全員にオススメの”化学図録”(参考書)

化学図録は問題集ではありません。しかし化学でわからないことがあるなら『化学図録』で調べるのが1番簡単です

 

化学図録は偏差値に関係なく必須の教材です

 

化学図録のメリット

  • 図を用いたわかりやすい解説
  • マイナー知識も網羅
  • 受験でつまずきやすい部分のピックアップ
  • 暗記物がまとまっている

 

受験で化学を使う人ならかならず1冊持っておきたい参考書です。間違いなく受験に役立つでしょう。

 

 

 

 

基礎知識が手に入る、一問一答

一問一答は受験むきの教材ではありませんが、今まで化学を勉強したことがない人がはじめに使うのはいいでしょう。

 

一問一答のいいところ

  • インプットがしやすい
  • 化学の基本知識を網羅できる
  • 学校の定期テストであればこれで十分

 

一問一答の悪いところ

  • 問題演習はまったくない
  • 文章問題には対応できない
  • 受験でメインで使えない

 

偏差値40以下の人は使えます。偏差値50以上ある人は使っても無駄です。

 

 

 

 

解説が丁寧な”基礎問題精講”

  • 解説が丁寧
  • 問題の網羅性がある

とかなりいい教材です。セミナー化学と比べると、解説は丁寧だが問題の質は劣るといった感じです。

 

ただし問題の解説はとても丁寧で、考え方や途中計算まで丁寧に書いてあります。

 

 

偏差値40〜50前半までの人にオススメです。

 

 

基礎を卒業したら”標準問題精講”

基礎問題精講と同じタイプの問題集です。解説の質がとても高いのが特徴です。

 

基礎に比べるとかなり問題のレベルが上がっています。標準とありますが、内容なマーチから理科大、上智レベルです。

 

 

偏差値50〜60の人にオススメです

 

 

難関問題が多い”化学の新演習”

 

早慶や上位国立レベルの問題を多く取り揃えている、『化学の新演習』です。マーチ以上の大学を目指すのであれば、お勧めしたい一冊です。

 

しかしマーチレベルを目指すのであればやや難易度も高く、理解が難しい問題が多いです。また解き切るのに時間がかかるため、どうしても上位国立に行きたい人以外は無理して解く必要がありません。

 

偏差値55〜63の人にオススメです。

 

 

難関大合格者が愛用している”化学重要問題集”

 

化学の重要問題集は難関大を目指すヒト向けの問題集です。

 

偏差値65以上を狙いたい人が勉強する教材で、半分化学が趣味の人は解いていて楽しいと思います。

 

難易度は破格。東大・京大・医学部の問題が勢ぞろいしてます。覚悟して買ってください。

 

偏差値60〜65の人向きです。

 

オススメしない参考書

オススメしない参考書① 化学の新研究

新研究とセットで使う以外の使い道がない、”化学の新研究”。参考書としては優秀だが、図説の方がはるかに使える。

 

 

オススメしない参考書② 岡野の化学

ほぼ内容が教科書。見る価値はない。

 

 

 

勉強をより効率的に行うために

勉強の効率をあげるためにスタディサプリを使うことをオススメします

 

スタディサプリのオススメポイント

  • 980円という安さ
  • 予備校教師の本格授業を受けられる
  • スキマ時間にインプットで時間の無駄がなくなる
  • 過去問を無料でダウンロードできる特典付き

これから受験する人は絶対に入れて損することはありません。赤本代だけでも十分プラスなのに、予備校教師の授業が受け放題なんです。

 

スタディサプリは大学受験必須のアプリなのは、間違いありません。

スタディサプリを入れてない人はマジで損してます。今すぐ入れましょう。

 

 

 

 

まとめ

化学の独学は全教科の中でも、簡単な部類です。

 

化学はわからない問題を聞く相手がいればさほど難しい科目ではありません。参考書選びだけは注意して選べば大丈夫です。

 

わからない問題は学校の先生やオンライン家庭教師を使って聞けば大丈夫です。

 

  • サイト管理者

ながとゆきや

現役生の時は偏差値30しかなかったが横浜国立大学(文系)を志望してふつうに死亡。 浪人した時に理転して、勉強法が一番大事だと気がつき、自習室にこもるようになった。 しかし偏差値40→63まで急上昇し、見事受験に合格した。 東京理科大学(理系) 横浜国立大学(文系) 大手塾講師を3年ほどやり、数多くの教え子を持ち ・進路面談 ・個別指導 ・集団指導 をなど様々な教育経験し、塾業界にはある程度詳しいです。 教員を志望していて、教育心理学、行動学をつかった効率のいい勉強法を発信していく。

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